『柳津町(現:岐阜市)』 KISSO 53号+こぼれネタ
◎羽島郡柳津町→平成18年(2006)1月1日、岐阜市に編入合併
◎位置
岐阜市中心部から南西の羽島市へ向かう間に位置。
◎地形
・東西に長い全域をクランクする形で境川が横切る。これが嘗ての木曽川本流。
境川を西へ抜ければそこは墨俣!西の佐波地区は美濃国、東の柳津地区は
尾張国に属していた。
・天正14年(1586)木曽川氾濫で木曽川が現在の位置に。豊臣秀吉が新しい流路を
美濃と尾張の境とし、柳津地区を美濃国羽栗郡に編入。
・嘗ての輪中地帯。
江戸時代は東側に松江輪中(柳津村)、西側に佐波輪中(佐波村、高桑村)。
商業施設カラフルタウンの隣に畑繋堤の跡が残る。(4.輪中を参照)
◎治水偉人:9.その他にて2名を記載
◎道の駅:「柳津」売店は小規模ながら駐車場は余裕があり停めやすい。
◎渡し:「三文渡し」カラフルタウンの西側に江戸初期から有った(現在は小橋)
◎湊:「八幡河戸」室町時代から。桑名方面からの海舟限界点。より上流は川舟。
◎城:「柳津城」フォトギャラリーに城趾の写真掲載。本郷の光沢寺前にて。
・織田vs斎藤時代に存在。境川南側で尾張国側だが城主は斎藤氏に仕えていた。
・南西区画には池アリ。ひょっとすると当時はもっと大きく、防御区画の一角を
なしていたのかも、と想像。
◎柳津町史:2巻(佐波編、柳津編)、昭和47年発行
「町のあゆみ~写真でつづる柳津町史」(平成17年12月発行・合併記念誌)もアリ。
・・・岐阜愛知を行き来していた頃の感覚では、流通センター・学校のある高桑、
綺麗に区画された田園地帯と昔ながらの区画を残す住居地帯の佐波、商業施設や
役場のある柳津、という感じ。
確か警察署が笠松へ向かう途中にあったな、と道路地図とネット検索で調べて
みると、岐阜羽島警察署が笠松町との境ぎりぎりに。なんで羽島市でなくココ
なんだろう?羽島郡柳津町・笠松町・岐南町&羽島市の真ん中当たり、と言う
事で当初定めたのだろうか。
2012-12-29